コンシャスライフ研究所の井上阿佐子です。
自分が変わることで、相手が変わる方法を見つけ出す。
自分の思考を変えることで相手が変わったら、とても便利ですよね。
それにはまず、相手の困ったところ・嫌なところ・変わってほしいところが、自分の深層意識の投影だと考えてみます。
以前、あるクライアント(女性)の相談で、こんなことがありました。
部下の仕事がノロイ(やることが遅い)のだそうです。
注意してもなかなか変わらず、叱ると自分自身がイライラして困るとおっしゃいます。
彼女はとても仕事のできる方でした。
そこで私は「子どもの頃、”ノロイ”っていわれませんでした?」と尋ねました。
彼女は驚いたように「言われていました!いつも、母と姉に!」とおっしゃいました。
次に「お母さんやお姉さんに”ノロイ”って言われた時、あなたはどう思っていましたか?」と聞きました。
彼女は「『マイペースでやらせてよ』と思っていました」と答えました。
この、子どもの頃の「マイペースでやらせてほしい」という思考が彼女の深層意識にあって、その投影として仕事の遅い部下を作り出していたと考えることができます。
彼女は、そうやって母や姉に「ノロイ」と言われて、仕方なくですがマイペースを捨てて、テキパキ仕事ができる能力を手に入れました。
でも、心の奥底の子ども心は、「どうしてマイペースでやらせてくれないの!」と母や姉に不満を持っていたのです。
今の彼女は、母や姉の立場です。
部下が彼女の立場にいるので、「もっとテキパキ仕事をしなさい」と部下を叱ると、子どもの自分を叱っているような気持ちになってしまいます。
そして、子どもの自分が未だに「どうしてマイペースでやらせてくれないの!」と思っているため、部下も自分を批判しているのではないかと勝手に罪悪感を感じてしまいます。
だから部下を成長させたいと思って叱っているのに、イライラしてしまうのです。
それがわかれば、簡単です。
子どもの自分が母や姉から”ノロイ”と言われたのは、自分を成長させたいからだと気づくことができます。
※そこで「私は部下の成長を思ってだけど、母や姉はそうじゃない!」と思うなら、感情(怒りや恨み)のブロックがあります。そちらの対処が必要です。
結局、イライラするのも自分の心の問題で、困った部下も自分の思考が作り出していたというところに至れば、部下に対して感情的に怒ることもなくなります。
「人は鏡」とか「反面教師」という言葉もありますが、表面的に「自分はああならないようにしよう」と思うだけでなく、自分の意識の深いところに同じ型(パターン)を持っていると考えてみます。
今回の事例では、子どもの頃に相手と同じことをしていたのでわかりやすかったと思います。
それでも、普段は「自分がノロイと言われていた」ことを思い出すことさえありません。
そして、子ども時代に叱ってくれた母や姉がいたからこそ、今の自分がいるということに感謝することもなかったでしょう。
「相手の問題だから、どうしようもない」と言い続ける限り、問題は解決できません。
「自分の深層意識にあるとしたらなんだろう?」と問いかけ続けるとと、その答えがいつかみつかるでしょう。
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