ボストン美術館浮世絵名品展「北斎」

コンシャスライフ研究所の井上阿佐子です。

カトレア:11月10日の誕生花

カトレア:11月10日の誕生花

昨日、上野の森美術館で開催されていたボストン美術館浮世絵名品展 北斎が終了しました。

先週の金曜の夜に、近代絵画鑑賞ツアーをしている真武裕(またけゆう)さんと行ってきました!

※裕さんのブログはこちら ⇒ http://ameblo.jp/nihonbi/

 

さすがに人気の展覧会だけあって入場制限があり、入場できたのはちょうど19時でした。

閉館は20時なのに、すごい人でした。

ゆっくり並んで見ていたら時間切れになるので、裕さんが的確に誘導してくれました。

裕さんは、すでに一度見ているので、しっかり時間配分してくれます。

初期の作品から壮年期の作品、そして晩年の作品へ。

また、主要な浮世絵師の年表も作ってくれていたので、北斎が活躍した時期がわかりやすく、時代背景を知ることもできました。

 

浮世絵は画面が小さくて繊細なので、かなり近づいて見ないと鑑賞できません。

人の波をかき分けながら、細い線、太い線、着物の柄や人々の表情などを味わいました。

驚いたことに裕さんは、有名ドコロの「冨嶽三十六景」などはポイントを3~4抑えただけで先へ進んでいきます。

わけもわからずついていくと、全体をざっと見た最後のところで裕さんは、「ここは一枚一枚じっくり見て!」と言いました。

 

それは、「摺物」と言われる作品を集めたところでした。

「摺物」は、特定の依頼主からの注文制作のため、庶民を対象にした大量生産品とは比べ物にならない贅沢なものだったそうです。

そのため上質な紙を使用して、技工をこらし、腕利きの職人が一枚一枚丁寧に作成したもので、完成度が高いのだとか。

例えば、紙の厚みを活かして立体的に仕上げたり、紙の凹凸で白い布の織り模様を表現したり、金糸や銀糸が埋め込まれていたりと、すごく凝っているのです。

正面からだけでなく斜め下から目を凝らして見て、初めて見えるような技工です。

それも裕さんが教えてくれるからわかるようなもので、もし自分だけで行っていたら「きれいね」で終わっていたと思います。

 

そして、これが絵ではなく版画であるということは、信じられません(肉筆画も一部ありましたが)。

繊細でありながら勢いのある線や面の描写。

この「摺物」は本当に素晴らしかったです。

裕さんもこれほどの摺物を一度に見たのは初めてと言っていました。

「摺物」をじっくり堪能した後、5分ほど時間があったので、さきほど端折った「冨嶽三十六景」などを見に戻りました。

閉館間際で人が少なくなっていたので、とても見やすかったです。

 

今回、葛飾北斎の作品群を見て、一番感じたことは、そのすさまじい集中力です。

より良いものを作り出したいという想いがビンビン伝わってきます。

北斎自身もでしょうが、版画であるからには彫師や摺師もいます。

先達の素晴らしさに感嘆し、本当に誇らしく思えました。

 

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