『京都人の密かな愉しみ』を見て

コンシャスライフ研究所の井上阿佐子です。

キツネノマゴ:2月12日の誕生花

キツネノマゴ:2月12日の誕生花

1月に放映された『京都人の密(ひそ)かな愉(たの)しみ』という番組を見ました。

 

名古屋に住んでいた頃、ちょっと旅行というと京都が多かったように思います。

母が好きでしたし、見どころもたくさんあって楽しいですしね。

ただ、私はあくまでも観光客で、

番組では京都に住む人から見た京都を描いていて面白かったです。

 

特に「京のぶぶ漬け」の話。

京都では、訪問先でぶぶ漬け(お茶漬けのことらしい)を食べていきなさい、とすすめられたら真に受けてはダメで、その真意は「そろそろお帰りください」という意味だと言うのです。

もし食べてしまうと「図々しいお人やな」と言われるとか。

私も子どもの頃、そんな話を聞いたことがあります。

そこから、京都人は「いけず」とか「うらおもてがある」とか思われたりするそうですが、実際にはほとんどないようです。

 

どうして、そんな話が生まれて広まったのかも、語られていました。

京都の町家は狭く、自宅が仕事場だったりもして、ゆっくり話し込むのは相手に迷惑との気遣いがあったようです。

用があっても玄関先で立ち話する程度で、座り込んではいけないと、子どもの頃から教えられるそうです。

そういう文化の地域に、それを知らない人が長居をしたことから生まれたエピソードではないか、とのこと。

それを面白おかしく、大げさに語られたのが「京のぶぶ漬け」らしいのです。

常盤貴子さんが綺麗でした~!

常盤貴子さんが綺麗でした~!

 

同じ番組で、茶道のシーンもありました。

私も若い頃、茶道を習っていましたが、そこではたくさんの暗黙の了解があります。

例えば、お茶会に招かれたときも、最初、亭主(招いた人)は出迎えをしません。

玄関に打ち水があれば勝手に待合まで入ります。

そこでしばらく待つと亭主は木戸のところまで来て、お互いに無言で礼をします。

亭主側も客側も、どのタイミングで何をするかを知っているからこそ、流れるような茶会の時間を過ごすことができます。

 

茶懐石の最後に客が全員でお箸をカタンと落とす音を聞いて、亭主がふすまを開けて部屋に入ってくるとか、勧めても飲まないとわかっているのに隣の人にお茶を勧めるとか。

そこにいる全員が約束事を知っているので、言葉を使う必要がありません。

余計な言葉なしに、すべてが絶妙のタイミングで動いていくのは、なかなかの快感です(緊張感もありますが)。

「京のぶぶ漬け」も暗黙の了解を知っているか、知らないか、という話ですよね。

 

これが日本の文化なのかなぁ、と思いました。

「察する」とか「気遣う」「型(パターン)がある」という文化です。

それには、暗黙の了解や決まり事、パターン認識が必要になってきます。

子どもの頃からそれらを叩きこまれて育った人と、

そうでない人(ぶぶ漬けを食べちゃうような人)が

一緒に暮らそうとしたら結構たいへんですよね。

 

でも、文化が交わるところから新しいものが生まれるのかもしれません。

お互いを知ろうとする、理解しようとするところから、いろいろなことが始まるんですね。

 

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